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October 13, 2006

鬼公子炎魔

鬼公子炎魔 1

 “大昔”のアニメ『どろろん炎魔くん』が作者永井豪氏ご本人の企画によってリメイク… リバイバルされました。


 成長した炎魔が雪鬼姫(ユキヒメ)と一緒に人間界に戻ってきた。
 相変わらずの妖怪退治業だが、人間界で網を張るために怪奇探偵事務所を開いて人間に擬態している炎魔は細身のスーツ姿の足の長いおにーちゃんでなかなかいけている(笑)
 しかし炎魔もユキちゃんも自分の格好が人間界でどう見られているか全く気にしていない様子… 外を出歩くときは相変わらずのシャポ爺とすっごいマントで怪しいことこの上ない(二つに割れないシャポ爺はどうかと思う) 雪鬼姫の着物姿がミニじゃないのは往時のファンの一部にすこぶる評判が悪いらしいw

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September 14, 2006

THE ビッグオー

 ろ、ろろろ ロジャー・スミス ~~~!


THE ビッグオー(1)

 ロジャー・スミス

 40年前に記憶(メモリー)を失った街、パラダイムシティでネゴシエイター(交渉人)を生業とする25才の青年。かつてパラダイムシティの軍警察の一員として勤務していたが、パラダイムシティの経済的支配者、パラダイム社の警備員に甘んじる軍警察のありようとおのれの正義の命じるところにずれを感じて自らの意志で退職した(らしい)。
 おそらくは退職後、何かのメモリーに導かれて今現在の彼の住居となるべき建物にたどりつき、そこで主の登場を待っていたビッグオーとその整備能力者ノーマンと出会い、彼らが自らに仕えることを自覚なきドミナスとして受け入れた(んだろうな #14を見たところでは)。以来プロフェッショナルなトラブルシュート請負人として、理不尽な暴力には最後の手段としてメガデウス=ビッグオーを出撃させて彼の正義を守ってきた。

 気障でええかっこしい、女性にはふさわしい節度と礼儀をもって相対するのが彼の信条であり、それは相手が色恋の雰囲気を漂わせない彼より年上であればあるほど遺憾なく発揮される。が、女性に「失礼」だとか「最低」だとか言われ慣れていると豪語するだけあって、ええかっこしぃは大体すぐに化けの皮がはがれるようである。
 ネゴシエイトの案件の一つで知り合いその身元を引き受けることになった”アンドロイド”(女性型であり、言葉として正しく選べばガイノイド)R・ドロシー=ウェインライトと心を通わせていくに従い、彼女につられるようにおのれのアイデンティティをリカバリし始め、苦悩し始める。
 ドロシーと出会う前、このストーリーが開幕する前は、過去は過去、メモリーの残骸には縛られず現在の自分が正しいと信じることを遂行することこそがおのれのなすべきことだと割り切って信じていたようだが…。
 この世界では機械の体をもつアンドロイドにも普通に自我と感情が芽生えるようだ。おそらく”彼ら”と心を通わせること自体は不思議でも恥ずべきことでもないのであろう。まあ多少変人扱いされるおそれはあるかもしれない。

 ロジャーはそれが恋愛という形であっても他人におのれの心情を斟酌されることに耐えられないようで、一見紳士を気取っているように振る舞っていても、それが恋愛の範疇に踏み込まないように自分で状況をコントロールしているようだ。エンジェルとの成り行きははらはらさせられた。マザコン説の補強証拠と言える。


 THE ビッグオー はメモリー(記憶)をテーマにしたサンライズ製作のSFロボットアクションアニメである。
 #1~13は1999年にWOWWOWで放映されアメリカのカートゥンネットワークで放映された後、凱旋的に2002年に#14~26が続編として制作された。
 ロボットのアクションも大変派手で、人間のパーツを模しているようで人間と似ない妙なボディバランスのビッグオーが拳を繰り出す様は迫力の一語につきる。#12や#23で目を光らせたビッグオーのアップは身震いが出るほどかっこいい。
 ちなみにメインキャスト出演は 敬称略で
 ロジャー・スミス:宮本充 R・ドロシー・ウェインライト:矢島晶子 ノーマン:清川元夢 ダストン:玄田哲章 エンジェル:篠原恵美  など。

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January 16, 2005

マイブーム

 どうしたことか、最近いきなりスイッチが入ってしまいました。まあ大体スイッチというのはいきなり入るものらしいですが、ほんとにいきなり。声萌えというやつです。それもかーなり今更って感じの人。元祖丘の上の王子様。いや、本家も新も本舗もありませんが。

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Posted by MD | 50. entarteinment

November 29, 2004

ハウルの動く城

 公開されて一週間も経つと耳に入れる気がなくとも評判は耳に入ってくるものだ。
 自分の生活の都合もあって少し先送りの気分だったが、英国ファンタジー好きで当然ハウルやクレストマンシー、九年目の魔法も既読、セイトウでは征士ファンの同志(笑)、Mさんの強いプッシュを受けたので、この日曜日映画館に足を運んだ。

 えーと、正直な感想をまず簡単に書くと、
・映画を見ながらあれこれ突っ込みを入れたくて、一人で黙ってみているのがつらかった。家で友達とわあわあ言いながら見たい映画だった。途中、何度も笑いたいシーンがあって我慢したのだが、あれは笑うところじゃなかったんだろうか…。
・ジョーンズ女史の原作をそのまま作っても宮崎監督の映画にはならないだろうし、映画の枠に収めるにはいろいろ取捨選択、さらに付加強調が行われるであろうことは予想済みだったが、ストーリーとしてのまとまりにはいま一つ(?)首をかしげるところもあった。自分は原作を読んでいるから、語られていない部分の「予想」も(原作に沿わない部分についても)見当のつけようがあるけれども、原作に興味がない人たちを含めて万人が楽しめるかどうかは少し疑問が残る。
・気になるキャスティングについて-- 予想していたよりも「さらに」よかった。
 もともとあまり心配はしていなかったのだが、ソフィはさすがベテラン、18歳と90歳を行ったりきたりする難しい役だったと思うが。しっかり者の長女。ハウルは期待以上に抑制されたしゃべり声で、初登場シーンには「そうきたかー!」と思ったが、ワタシ的にはばっちりだった。


 ちなみに、Mさんが私の背中を押した一言をあげておくと、
「誰にでもお勧め、は千と千尋以上にできない感じですが、(ダメ男好きのツボをもっている)マスミさんはお気に召すと思います!」
 確かに未見の方に手放しでお薦めできるかどうかはちょっとなー、という微妙な気持ちである。もちろん楽しんでごらんになった方もたくさんいらっしゃることは確かだし、私も楽しんで帰ってきたが、私の隣で見ていたアベック(大学生くらい? 社会人未満と思われる)の男のほうが席を立ちぎわいみじくもぼやいていた(「全然話がわからん。結局(あれとかこれとか)どうなったん?」)ように、物語に置き去りにされる方もあるだろうと思う。
 
 この先は所感各論でネタばれおよび若干辛口(?)の雑音になるので、これからご覧になろうという方はお読みにならず、まずはご自分の目と耳だけをもって映画館へどうぞ。
 ハウルについて万歳以外の言葉を聞きたくない方もどうぞお読みにならないでいただきたい。
 警告しましたよ。

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Posted by MD | 50. entarteinment , 53. 映画