60. BookReview
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June 1, 2004

おがきちか さん

カテゴリ難しいです(笑) マンガ家さんのお話なので ブックレビューに入れておきます。
今回友人宅でちょっと見せて貰って、速攻買って帰りました。

エビアンワンダー 全2巻 YKコミックス(少年画報社)
「Landreaall」1~3 ZERO-SUMコミックス(一賽舎)

エビアンワンダーは 幼い頃親に捨てられたフレデリカが悪魔と契約してあるものを望んだ代わりに、地獄の糧になる悪人の魂を体に刻まれた炎の鷹で狩ってまわる物語。
悪魔は悪の象徴ではなく、フレデリカに望まれる資質は正義感と厳しさ。強くて綺麗なお姉さんと弟、それにつきまとう武闘派僧侶の話です。少年画報社のほうでは雑誌休刊で連載終了してしまったそうですが、最近一賽舎のZERO-SUM 増刊号で季刊連載再開だそうで。喜ばしい。

Landreaall ランドリオール と読むのかな? こちらは飄々としてとらえどころがなく、剣の腕はめっぽう立つ(?)兄DX公子とその妹、おてんばじゃじゃ馬でブラコンの拳士イオン、二人の従者ロッコーがある女性を助けたい兄の望みとして火龍を倒しに行く話。竜退治は少し予想と違う展開を見せて現在発行済みの3巻でひとまず決着し、4巻からはまた舞台が変わるようです。
こんな兄がいたら私だってブラコンになります! DX~! 1巻に入っていた昔話、粗品のお兄さんとファリルさんのお話もいいですね。

久々に新発掘の、期待のマンガ家さんなのでした。

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Posted by MD | Comments (0) | 60. BookReview

April 13, 2004

魔法使いハウルと火の悪魔(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)

単行本/徳間書店/\1600/1997-05
312P

 この秋公開予定の宮崎駿監督の新作「ハウルの動く城」の原作…だそうだが、宮崎氏のことだから、お話は全く違った印象になるのではないかと予想。
 私はジョーンズのファンタジーが元々好きだったので、少し前から読もうかどうしようか、と迷っていたのだが児童書の体裁をとっていることもあってなかなかハードカバーが新書なり文庫サイズなりに落ちそうにない。先日思い立って購入して読んでみた。

 いつものジョーンズ節に不足のない、一癖二癖あってひねくれ気味のキャラクタ達と魔法の風味で最後まで一気に読み通してしまった。

 国王がいて王室づき魔法使いがいる国インガリーを舞台に、臆病者で女にだらしなく何ごとにも真剣になりたがらない美形の青年魔法使いハウルと、魔法で90歳に変えられてしまった18歳の少女ソフィーの、ひねくれ同士のラブストーリー。本に書いてある対象年齢も10代から、とあって児童書とはちょっと違うかもしれない。

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Posted by MD | Comments (3) | 60. BookReview